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どこからが依存?治療が必要?

この動画の概要

依存の進行モデル

自分は依存症ではないだろうか?どこからが依存症で、どこまでがそうでなはないのか?
今回は「依存の進行モデル」という図を参考に5つのテーマで解説していきます。
以下に各テーマの要約を示します。
1. 実験的使用
2. 社会的使用
3. 状況的使用
4. 問題使用
5. 依存状態
以上の各段階を理解することで、自分がどの段階にいるのかを認識し、適切な対策を講じることができます。

【動画チャプター】
0:25 「自分は依存症ではないか?」といった問い合わせについて
0:57 5つの要素について
1:09 自分がどの状況にいるのか客観的に知る事が課題・支援を明確にするポイント
2:12 どういう心理で依存になっていくのか?
2:38 実験的使用とは?
3:55 社会的使用とは?
5:32 状況的誤用とは?
8:02 問題使用とは?
9:51 依存状態とは?
10:48 どの段階にいるのか一番判るのは自分自身である。
11:39 段階によっては予防や啓発で対応できるが、自身の力では軌道修正できない場合も
12:27 自分以外の観点・視点「客観性」を持って自身を見つめてみる
13:07 自身の状況を知ることで変わっていけるのか、それとも支援が必要なのか知ることができる

依存の進行モデル

自分は依存症ではないだろうか?どこからが依存症で、どこまでがそうでなはないのか?
今回は「依存の進行モデル」という図を参考に5つのテーマで解説していきます。
以下に各テーマの要約を示します。
1. 実験的使用:
依存症は誰もが意図的になろうとするものではなく、多くの場合、好奇心や興味から始まります。
この段階では、罪悪感や後ろめたさはほとんど感じられません。

しかし、この段階では、人々は自分が依存症になる可能性をほとんど認識していません。

2. 社会的使用:
依存症の初期段階では、人々は自分たちの行動を正当化し、問題がないと信じます。
この段階では、依存行動がまだ問題を引き起こしていないか、その問題が見えにくいため、行動を続ける理由を見つけることができます。

3. 状況的使用:
依存行動が特定の状況で自分をよくしてくれると信じるようになります。
ストレスや不安などのネガティブな感情を一時的に和らげるために、依存行動を利用するようになります。
しかし、この段階では、依存行動が問題を引き起こす可能性が高まります。

4. 問題使用:
依存行動が毎日の生活の一部となり、結果として問題が出始めます。
依存行動が日常生活に深く組み込まれると、それがなければ日常生活を送ることが難しくなります。
この段階では、依存行動によって自分の感情が左右されるようになります。

5. 依存状態:
依存症の最終段階では、ネガティブな結果が分かっていても依存行動を止めることができません。
依存行動が日常生活に深く組み込まれ、それがなければ生活が成り立たないと感じるようになります。
この段階では、依存行動による問題が明らかになり、周囲からも問題が指摘されます。

以上の各段階を理解することで、自分がどの段階にいるのかを認識し、適切な対策を講じることができます。

【動画チャプター】
0:25 「自分は依存症ではないか?」といった問い合わせについて
0:57 5つの要素について
1:09 自分がどの状況にいるのか客観的に知る事が課題・支援を明確にするポイント
2:12 どういう心理で依存になっていくのか?
2:38 実験的使用とは?
3:55 社会的使用とは?
5:32 状況的誤用とは?
8:02 問題使用とは?
9:51 依存状態とは?
10:48 どの段階にいるのか一番判るのは自分自身である。
11:39 段階によっては予防や啓発で対応できるが、自身の力では軌道修正できない場合も
12:27 自分以外の観点・視点「客観性」を持って自身を見つめてみる
13:07 自身の状況を知ることで変わっていけるのか、それとも支援が必要なのか知ることができる

依存症の進行モデル:自分がどの段階にいるかを理解する

依存症は一見すると複雑な問題に見えますが、それは一連の段階を経て進行します。
これらの段階を理解することで、自分がどの段階にいるのかを認識し、適切な対策を講じることができます。
以下に、依存症の進行モデルの各段階を詳しく説明します。

1. 依存症の始まり:実験的使用

依存症は、誰もが意図的になろうとするものではありません。
多くの場合、好奇心や興味から始まります。
この段階では、罪悪感や後ろめたさはほとんど感じられません。
たとえば、友人に誘われて初めてカジノに行ったり、社交の一環としてお酒を飲んだりすることがあります。
しかし、この段階では、人々は自分が依存症になる可能性をほとんど認識していません。
依存症の始まりは、しばしば無害な楽しみや新しい経験の探求から始まります。

2. 社会的使用:問題が見えない

依存症の初期段階では、人々は自分たちの行動を正当化し、問題がないと信じます。
人々は自分にとってプラスになると感じた行動を続けます。
この段階では、依存行動がまだ問題を引き起こしていないか、その問題が見えにくいため、行動を続ける理由を見つけることができます。

たとえば、人々は「周りの人もやっている」「使っても使わなくても大丈夫だから問題がない」と自分に言い聞かせます。

しかし、この段階では、依存行動が問題を引き起こす可能性を認識することが重要です。

3. 状況的使用:依存行動が解決策に

依存行動が特定の状況で自分をよくしてくれると信じるようになります。

ストレスや不安などのネガティブな感情を一時的に和らげるために、依存行動を利用するようになります。
しかし、この段階では、依存行動が問題を引き起こす可能性が高まります。

たとえば、ストレスが溜まった時にギャンブルをして発散する、または悲しい時にお酒を飲んで忘れようとするなど、特定の状況で依存行動を利用するようになります。

この段階では、依存行動が問題を引き起こす可能性が高まり、黄色信号が点滅します。

4. 問題使用:生活の一部となる

依存行動が毎日の生活の一部となり、結果として問題が出始めます。

依存行動が日常生活に深く組み込まれると、それがなければ日常生活を送ることが難しくなります。
この段階では、依存行動によって自分の感情が左右されるようになります。

たとえば、ギャンブルの勝ち負けによって一日の気分が左右される、またはお酒がないとリラックスできないと感じるようになるなど、依存行動が生活の一部となります。

この段階では、依存行動が生活の一部となり、それを止めることが難しくなります。

5. 依存状態:コントロールの喪失

依存症の最終段階では、ネガティブな結果が分かっていても依存行動を止めることができません。

依存行動が日常生活に深く組み込まれ、それがなければ生活が成り立たないと感じるようになります。
この段階では、依存行動による問題が明らかになり、周囲からも問題が指摘されます。
たとえば、お酒を飲まないと落ち着かない、ギャンブルをしないと気分が上がらないなど、依存行動が自分の生活をコントロールするようになります。

この段階では、依存行動を止めるためには専門的な支援が必要となります。

依存症の進行モデルを理解することで、自分がどの段階にいるのかを認識し、適切な対策を講じることができます。

また、ワンネス財団では依存症の専門スタッフによる無料の相談窓口を提供しています。
年間5000件以上の相談を受け付けており、電話、メール、LINEでの相談も可能です。
依存症に悩む方、ご家族、支援者の方々は、お気軽にご相談ください。

依存症は一人で抱え込むものではありません。
専門的な支援を受けることで、依存症からの回復は十分に可能です。
自分がどの段階にいるのかを理解し、適切な対策を講じることが大切です。
それぞれの段階には特有の挑戦と問題がありますが、適切な支援と情報を得ることで、これらの問題を克服することが可能です。

 

出演者プロフィール

真篠剛(マシノ タケシ)
ワンネス財団・相談担当・奈良県在住。

自身の依存脱却の経験を経て、現在は全国から寄せられる電話相談対応をメインに、家族会、セミナーなどの相談現場で「自身の経験」と「専門的知見」の両輪で解決の提案をしています。
ギャンブル、ゲーム、薬物、アルコール依存など、対応してきた相談案件は、のべ1万件以上。

・国際問題ギャンブルカウンセラー
・ICCEリカバリーコーチ
・IC&RC認定カウンセラー

相談についてのお問い合わせ

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