続けるにはログインが必要です

CAPTCHA


   
閉じる

コミュニケーションに大事なこと / 心理学・脳をベースに学ぶ

この動画の概要

家族向け講座:6回目(全8回)

今回は実際のコミュニケーションを心理学の考えを交えながら学びます。

その上で「相手に合わせた話し方」が今回の動画のポイントになります。
相手の反応や仕草を観察しながら求めている「ニーズ」を見つけ
よりよいコミュニケーションの方法を具体的に解説していきます。

・相手に合わせた話し方
・目の前にいる人の行動だけでも脳は意識している?「ミラーニューロン」の働きについて解説
・相手と似た姿勢をとる事で信頼関係が得られる?
・相手の「ニーズ」を理解しよう

最適なコミュニケーションの取り方

コミュニケーションは、私たちが日々の生活で行う基本的な行動の一つです。
しかし、そのコミュニケーションがスムーズに行えないと、人間関係にストレスを感じることがあります。
そこで今回は、心地よいコミュニケーションをするためのポイントについて詳しく解説していきます。

1. 相手に合わせる

まず最初に覚えておいてほしいのは、コミュニケーションにおいては「相手に合わせる」ことが重要であるということです。

これは、相手の話し方や行動、感情に対して自分自身を調整することを意味します。
これにより、相手との間に生じる可能性のあるミスマッチを減らし、よりスムーズなコミュニケーションを可能にします。

ミラーニューロンを活用する

この考え方の背後には、脳の中に存在する「ミラーニューロン」という概念があります。
ミラーニューロンは、他人が行動をする様子を見るだけで、自分自身がその行動をしているかのように脳が反応する現象を指します。

これにより、他人の行動や感情を理解し、共感することが可能になります。

このミラーニューロンの働きを利用して、相手に合わせることで、相手との距離感を縮め、信頼関係を築くことができます。
具体的には、以下の2つの方法があります。

話すスピードを合わせる

話すスピードを合わせる:これは「ペーシング」と呼ばれる技術で、相手が話すスピードに自分の話すスピードを合わせることで、相手との心地よいコミュニケーションを築くことができます。
話すスピードを合わせることで、相手との間に生じる可能性のあるストレスを減らし、より深い理解を促進します。

姿勢を合わせる

姿勢を合わせる:これは「ミラーリング」と呼ばれる技術で、相手の姿勢や動きを自分も真似ることで、相手との距離感を縮めることができます。

ただし、これは無意識的に行うことが理想的で、意識的にやりすぎると逆効果になることもあります。
自然な形で相手の姿勢や動きを模倣することで、相手との信頼関係を深めることができます。

2. 相手のニーズを理解する

次に大切なのは、相手のニーズを理解し、それに合わせたコミュニケーションをすることです。

相手が何を求めているのか、何が目的で話しているのかを理解することで、より効果的なコミュニケーションが可能になります。

例えば、相手がただ話をしたいだけなのか、アドバイスを求めているのか、同じ空間を共有したいのか、自分の考えを認めてもらいたいのかなど、ニーズはさまざまです。

これらのニーズを理解し、それに合わせた対応をすることで、相手は満足感を得ることができます。
ただし、相手のニーズを直接聞くのではなく、相手の反応を観察しながら予想し、試行錯誤することが大切です。

例えば、話を聞いているだけで相手が満足しているなら、そのニーズは「話を聞いてもらいたい」かもしれません。
一方、アドバイスを求めているような反応があれば、そのニーズは「アドバイスが欲しい」かもしれません。

まとめ

コミュニケーションは、相手に合わせることと、相手のニーズを理解することが鍵となります。
これらを心掛けることで、心地よいコミュニケーションを築くことができます。
これらのポイントを意識して、日々のコミュニケーションに活かしてみてください。

それでは、今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
これからも皆さんのコミュニケーションがより良いものになることを願っています。

第1回 依存との関わり ~家族側の関わり方~(前半) | 依存との関わり ~家族側の関わり方~(後半)
第2回 セルフケアについて 1(前半) | セルフケアについて 1(後半)
第3回 セルフケアについて 2(前半) | セルフケアについて 2(後半)
第4回 家族を知る
第5回 依存との関わり「コミュニケーションのタイミングを知る」
第6回 最適なコミュニケーション
第7回 コミュニケーションガイドライン(前半) | コミュニケーションガイドライン(後半)
第8回 ルールを決める

 

出演者プロフィール

片桐 敦(かたぎり あつし)
一般財団法人ワンネスグループ 心理カウンセラー

学習塾での講師経験を経て、心理カウンセラーに。心理カウンセラー歴は18年。
クライアント向けのカウンセリング、心理学講座、また一般の方向けにアディクションカウンセラー講座などを担当。
心理療法(臨床心理)だけでなく、他の心理学の分野、脳科学など様々な方面から依存症回復支援のための具体的な方法論を初心者から、すでにプロで活躍している方にまで分かりやすく解説する指導が定評。

 

相談についてのお問い合わせ

依存かもしれないとお困りの「ご本人」へ |ワンネス財団
依存でお困りのご家族の方へ |ワンネス財団
仕事のなかで「依存の問題を抱えている方」と関わられている皆さまへ |ワンネス財団

無料会員登録を行っていただくと全ての動画がご覧いただけます。

無料会員登録はこちら