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依存症との関わり ~家族側の関わり方~(前半)

この動画の概要

家族向け講座(全8回):1回目

 

薬物、アルコール、ギャンブル、ゲームなど、依存症者が家族にいる方々に向けて、「家族との関わり方」をレクチャーいたします。
第1回である今回は、このシリーズの目的や知っておいていただきたい前提を扱っております。

最もお伝えしたいことは、「どんな家族にでも当てはまる正解はない」。
では、どのように関わるのが良いのか、ポジティブ心理学の視点から解説します。

第1回 依存との関わり ~家族側の関わり方~(前半) | 依存との関わり ~家族側の関わり方~(後半)
第2回 セルフケアについて 1(前半) | セルフケアについて 1(後半)
第3回 セルフケアについて 2(前半) | セルフケアについて 2(後半)
第4回 家族を知る
第5回 依存との関わり「コミュニケーションのタイミングを知る」
第6回 最適なコミュニケーション
第7回 コミュニケーションガイドライン(前半) | コミュニケーションガイドライン(後半)
第8回 ルールを決める

依存症者との関わり方 – 家族の役割とは?

こんにちは、皆さん。今日は依存症者との関わり方について、特に家族やパートナーがどのように関わっていくべきかについて話をしていきたいと思います。依存症という問題は、個人だけの問題ではなく、その周囲の人々、特に家族やパートナーにも大きな影響を及ぼします。そのため、依存症者との適切な関わり方を理解し、適用することは非常に重要です。この記事は、依存症者の身近にいる方々がどのように関わっていくべきかについてのガイドとなることを目指しています。

依存症者との関わり方の目的

この記事の主な目的は以下の3つです。

家族の関わり方で依存症者の治療や回復へのモチベーションを高める:依存症者が治療や回復の道を選ぶためには、そのモチベーションが必要です。家族やパートナーがどのように関わるかは、そのモチベーションを大きく左右します。適切な関わり方を通じて、依存症者が自ら治療を選び、回復への道を進む意欲を高めることができます。

家族の関わり方で依存対象の量や頻度を減らす:依存症は、特定の物質や行為への過度な依存を特徴とします。家族やパートナーが依存症者とどのように関わるかは、依存対象への依存度を大きく影響します。適切な関わり方を通じて、依存対象の量や頻度を減らすことが可能です。

読者自身の幸福度を高め、生き生きとした生活を送ることを促す:依存症者との関わり方は、依存症者だけでなく、その周囲の人々にも大きな影響を及ぼします。適切な関わり方を通じて、読者自身の幸福度を高め、生き生きとした生活を送ることを促すことができます。

依存症者との関わり方の前提

依存症者との関わり方を考える前に、以下の3つの前提を理解しておくことが重要です。

依存症は誰か一人のせいでなったわけではない:依存症は、遺伝的要素や環境、ストレスなど、多くの要素が複合的に影響して発生します。そのため、依存症が発生した原因を一人の人物や一つの出来事に求めることは適切ではありません。

家族の力で全てを直すことは目指していない:依存症の治療や回復は、専門的な医療介入や依存症者自身の意志など、多くの要素が関わります。家族やパートナーができることは、その過程をサポートすることです。

関わり方に正解はない:人間と人間とのつながりには正解がないため、関わり方にも正解はありません。しかし、うまくいっていることは続け、うまくいっていないことはやめるという試行錯誤を繰り返すことで、より良い関わり方を見つけることができます。

依存症者との関わり方のポイント

依存症者との関わり方を考える上でのポイントは、うまくいっていることを続け、うまくいっていないことをやめることです。これはビジネスの世界でPDCAサイクルと呼ばれる考え方と同じです。具体的には、以下のようなステップを踏むことが有効です。

まず、自分が依存症者とどのように関わっているかを見つめ直します。
その中で、うまくいっていると感じる関わり方や、反応が良かったと感じるコミュニケーションの方法は何かを見つけます。

次に、うまくいっていないと感じる関わり方や、反応が悪かったと感じるコミュニケーションの方法は何かを見つけます。

うまくいっている関わり方やコミュニケーションの方法は続け、うまくいっていないものはやめます。

その結果を見て、再度うまくいっていることとうまくいっていないことを見つけ、ステップ1から再度試行錯誤を繰り返します。

このように、自分自身の行動を見つめ直し、試行錯誤を繰り返すことで、依存症者とのより良い関わり方を見つけることができます。

まとめ

依存症者との関わり方は、依存症者の治療や回復へのモチベーションを高め、依存対象の量や頻度を減らすことを目指すべきです。
そのためには、自分自身の行動を見つめ直し、うまくいっていることを続け、うまくいっていないことをやめるという試行錯誤を繰り返すことが重要です。

依存症は誰か一人のせいでなったわけではなく、家族の力で全てを直すことは難しいです。
しかし、家族やパートナーがどのように関わるかは、依存症者の治療や回復に大きな影響を与えます。
そのため、依存症者との関わり方を見つめ直し、より良い関わり方を見つけることが求められます。

依存症者との関わり方に正解はありませんが、自分自身の行動を見つめ直し、試行錯誤を繰り返すことで、依存症者とのより良い関わり方を見つけることができます。

そして、その過程で自分自身の幸福度を高め、生き生きとした生活を送ることを目指しましょう。

依存症者との関わり方についてのサポート

依存症者との関わり方について、一人で悩んでいませんか?
ワンネス財団の相談ダイヤルは、依存症の専門スタッフに直接相談できる無料電話窓口です。
ご家族や依存症者本人、支援者の方からのご相談を承っています。
私たちに寄せられる相談は年間5000件以上で、抱えている悩みに合わせたスタッフが対応します。
電話相談の他にもメール相談、LINE相談も受け付けております。お気軽にご相談ください。

依存症者との関わり方は、一人ひとりの状況や依存症者の状態により異なります。
そのため、自分自身の行動を見つめ直し、試行錯誤を繰り返すことが重要です。
そして、その過程で自分自身の幸福度を高め、生き生きとした生活を送ることを目指しましょう。

依存症者との関わり方についてのサポートは、依存症者だけでなく、その家族やパートナーにも必要です。
依存症者との関わり方を見つめ直し、適切なサポートを受けることで、依存症者との関わり方を改善し、依存症者の治療や回復をサポートすることができます。

また、自分自身の幸福度を高め、生き生きとした生活を送ることも可能になります。

 

出演者プロフィール

片桐 敦(かたぎり あつし)
一般財団法人ワンネスグループ 心理カウンセラー

学習塾での講師経験を経て、心理カウンセラーに。心理カウンセラー歴は18年。
クライアント向けのカウンセリング、心理学講座、また一般の方向けにアディクションカウンセラー講座などを担当。
心理療法(臨床心理)だけでなく、他の心理学の分野、脳科学など様々な方面から依存症回復支援のための具体的な方法論を初心者から、すでにプロで活躍している方にまで分かりやすく解説する指導が定評。

 

相談についてのお問い合わせ

依存かもしれないとお困りの「ご本人」へ |ワンネス財団
依存でお困りのご家族の方へ |ワンネス財団
仕事のなかで「依存の問題を抱えている方」と関わられている皆さまへ |ワンネス財団

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