薬物依存症の対処と相談対応について
この動画の概要
薬物依存症の理解と対処法:違法薬物と処方薬物の傾向と取り組み方
今回は薬物の相談についてよく寄せられる相談とどのようなアドバイスをしているのか?
解決となる提案とその道筋を学んでいきます。
1. 薬物依存症とは何か?
薬物依存症というのは、ある種の薬物を使い続けることで、体や心がその薬物に頼ってしまい、やめられなくなる病気のことです。
薬物にはいろいろな種類があります。
違法薬物と呼ばれるものには、覚醒剤や大麻などがありますが、これらは法律で厳しく禁止されています。
でも、違法薬物だけが危険なわけではありません。
最近では、医者からもらった薬やドラッグストアで買える薬を間違った使い方をすることで、依存症になる人が増えています。
2. 薬物依存症の危険性
薬物依存症には、薬物が合法であるか違法であるかにかかわらず、さまざまなリスクが伴います。
違法薬物を使用すると、法律に違反して罰則を受ける可能性があります。
しかし、それが薬物依存症の唯一のリスクではありません。
処方薬や市販薬の乱用も、健康に悪影響を及ぼすだけでなく、法的なトラブルに巻き込まれる恐れもあります。
3. 薬物依存症への対処法
薬物依存症という病気に苦しむ方は、どのようにして回復に向かえるのでしょうか。
薬物依存症の対処法は、個人の事情や依存する薬物の種類に応じて異なりますが、一般的には以下のようなプロセスが必要です。
自己認識と受容:まず最初に、自分が薬物依存症であるという事実を受け止めることが大切です。
薬物依存症は恥ずべきことではなく、治療が可能な病気です。
自分に問題があることを素直に認め、それを改善したいという気持ちを持つことが、回復のスタートラインです。
専門家の支援を受ける:薬物依存症は自力で克服するのが困難な問題です。
専門家の支援を受けることが必要です。これには、医師やカウンセラー、支援グループなどがあります。
治療とリハビリテーション:薬物依存症の治療は、まず薬物の使用を断つことから始まります。
しかし、それだけでは不十分です。リハビリテーションを通して、薬物を使わない生活を送るための能力や方法を身につけます。
継続的なサポート:薬物依存症からの回復は、一回限りのことではありません。継続的なサポートとフォローアップが必要です。
4. 家族や周囲の人々の役割
薬物依存症の方々は、家族や友人、社会からのサポートが不可欠です。
家族や友人は、依存症の方々が治療を受けて回復する過程で、大きな励ましとなります。
さらに、社会が薬物依存症について正しく理解し、適切な支援を行うことで、依存症の方々が社会に復帰し、健康的な生活を送ることを促進することができます。
5. まとめ
薬物依存症は重大な問題であり、その対処には専門的な知識とサポートが必要です。
しかし、適切な治療とサポートがあれば、依存症からの回復は可能です。
依存症の方自身やその家族や友人の方々は、必要な助けを求めることをためらわないでください。
第1回 依存症回復へのはじまり ~まずはご相談から~
第2回 依存症回復へのはじまり ~アルコールのご相談について~
第3回 依存症回復へのはじまり ~薬物のご相談について~
出演者プロフィール
真篠剛(マシノ タケシ)
ワンネス財団・相談担当・奈良県在住。
自身の依存脱却の経験を経て、現在は全国から寄せられる電話相談対応をメインに、家族会、セミナーなどの相談現場で「自身の経験」と「専門的知見」の両輪で解決の提案をしています。
ギャンブル、ゲーム、薬物、アルコール依存など、対応してきた相談案件は、のべ1万件以上。
・国際問題ギャンブルカウンセラー
・ICCEリカバリーコーチ
・IC&RC認定カウンセラー
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