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違法薬物で逮捕 拘留された場合の流れ

この動画の概要

違法薬物で逮捕された場合の流れ:覚醒剤の個人使用と所持を例に

今回は「覚せい剤取締法違反」で逮捕されてしまうとどうなるのか?
「逮捕→判決→裁判」までの流れを自身の経験を元に解説していきます。

動画チャプター

0:00 「覚せい剤で逮捕されるときのパターン」
1:18 「職務質問」
2:21 「通報」
2:48 「共犯者や密売人の逮捕」
3:39 「別の事件の余罪から再逮捕」
4:14 「自首」
6:57 「起訴」
8:27 「刑事裁判」
9:03 「判決」

1. 逮捕のパターン

違法薬物で逮捕されるパターンは主に5つあります。
これらのパターンを理解することで、違法薬物の使用や所持がどのようにして警察の目に留まり、逮捕につながるのかを把握することができます。

1.1 職務質問

職務質問は、警察官が巡回中に不審な行動をしている人や車に対して行います。

警察官は、その人が何をしているのか、どこに行くのか、何を持っているのかなどを質問します。
また、身分証明書の提示を求めることもあります。
これは任意とされていますが、実際には警察官の強い要求により、多くの人が断ることができない状況になります。

1.2 通報によるもの

通報による逮捕は、周囲の人が何か不審な行動を見つけて警察に通報し、その結果として逮捕につながるケースです。
これは、違法薬物の使用や所持が他人に見つかるリスクを示しています。

1.3 共犯者や密売人の逮捕によるもの

共犯者や密売人の逮捕によるものは、一緒に薬物を使用していた知人や、薬物を販売していた人が先に逮捕され、その証言や取引の履歴から逮捕につながるケースです。

これは、違法薬物の使用や所持が他人の逮捕と結びつくことを示しています。

1.4 別の事件での逮捕

別の事件での逮捕は、窃盗など別の事件で先に逮捕され、その後の捜査で薬物の使用が発覚するケースです。

これは、違法薬物の使用や所持が他の犯罪と結びつくことを示しています。

1.5 自主出頭

自主出頭は、薬物使用の後悔や家族の説得などから、本人が自ら警察に出頭するケースです。

これは、違法薬物の使用や所持が人間関係や心理状態に影響を与え、結果的に自己申告につながることを示しています。

2. 逮捕後の流れ

逮捕後の流れは、警察の留置場に入ることから始まります。

逮捕から72時間以内には弁護士を呼ぶことができ、その後、裁判所の判断で10日間の拘留が決まり、必要に応じてさらに10日間の拘留延長となります。

この間に取り調べが行われ、全ての取り調べが終わると、検察が裁判所に対して起訴を申請します。
この時点で国選弁護士が選任され、裁判が始まります。

3. 裁判と判決

裁判では、被告人に不利にならないようにするために、第三者が証言を行います。

覚醒剤の個人使用と所持の場合、判決の相場は懲役1年半、執行猶予3年となります。
これは、違法薬物の使用や所持がどの程度の刑罰をもたらすのかを示しています。

違法薬物で逮捕される可能性がある人々に向けて書かれています。
しかし、薬物依存は個人だけの問題ではありません。社会全体で対策を講じ、予防に努めることが重要です。

出演者プロフィール

池田秀行(いけだひでゆき)
ワンネス財団 ワンネスの里 施設長

10代から薬物にのめり込み、大麻や合成麻薬MDMA、コカイン、覚醒剤といった薬物を10年以上使用し覚醒剤取締法違反の罪で2回逮捕。
その経験から大阪・西成地区での依存の相談会を行ったり「自身の経験」と「専門的知見」に精力的に活動している。

 

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