ギャンブル依存症の相談について(前半)
この動画の概要
ギャンブル依存症の黄色信号
ギャンブルを始めたからといっていきなり依存症の状態にはなりませんが、皆さんに覚えておいていただきたいギャンブル依存症の黄色信号があります。
それは、「ギャンブルに負けたときに、不安に陥り、さらにのめり込んでしまう」というものです。
今回は、ワンネス財団の相談ダイヤルに寄せられる中で一番相談件数が多い「ギャンブル依存症」について、その傾向と特徴を解説していきます。
0:30 「2019年 ギャンブル問題での相談件数」
1:14 「ご本人が相談に来るタイミング」
2:34 「ギャンブル依存の考え方」
3:27 「いきなり依存状態にはならない」
4:22 「家族の疲弊」
6:21 「ギャンブルでの相談のケース」
8:09 「長期的な目線で自分の人生を考えてもらう」
9:29 「金銭問題」
10:29 「ダイバージョンについて」
ギャンブル依存症とその対処法
ギャンブル依存症は、ギャンブルによって生じる問題を自力で解決できず、ギャンブルを続けることによって生活に支障をきたす状態を指します。
競馬、パチンコ、スロットなど、ギャンブルの形は様々です。
しかし、問題となるのは、ギャンブルを続けることで借金を作ったり、横領したりするような状況に陥ることです。
これらの問題は、個人の生活だけでなく、家族や周囲の人々にも大きな影響を及ぼします。
そのため、ギャンブル依存症の対処法を理解し、適切な対策を講じることが重要です。
ギャンブル依存症とは
ギャンブル依存症とは、ギャンブルによって生じる問題を自力で解決できず、ギャンブルを続けることによって生活に支障をきたす状態を指します。
この状態は、ギャンブルによる一時的な楽しみが、日常生活に深刻な影響を及ぼす病的な状態に進行したものです。
ギャンブル依存症の人々は、ギャンブルをすることでしか満足感を得られず、ギャンブルを止めることができない状態になります。
ギャンブル依存症の特徴
ギャンブル依存症の特徴としては、ギャンブルでお金を失った後の反応が挙げられます。
一般的な人々は、ギャンブルでお金を失ったとしても、「今日は負けちゃったな、もうしょうがない、明日から仕事頑張るか」と自分で切り替えることができます。
しかし、依存症の人々は、お金を失った後に非常に焦り、家族に心配をかけないように、怒られないようにお金を取り戻さなければならないという心理に陥ります。
このような反応は、ギャンブル依存症の人々が自己否定や罪悪感を感じ、それを解消するためにさらにギャンブルを続けるという悪循環を生み出します。
ギャンブル依存症の対処法
ギャンブル依存症の対処法としては、まず自分自身が依存症であることを認識することが重要です。
依存症は病気であり、自己管理だけで解決することは難しいです。そのため、自分が依存症であることを認め、専門的な援助を求める勇気が必要です。
その上で、ギャンブルを止めるための具体的な計画を立て、それを実行に移すことが求められます。
また、依存症からの回復は一時的なものではなく、一生涯続けるべき取り組みであるという認識も必要です。
依存症について相談
私たちワンネス財団では、ギャンブル依存症の問題を抱える方々に対して、専門スタッフによる相談サービスを提供しています。
相談は電話、メール、LINEなど、様々な方法で受け付けております。
また、私たちの施設では、心理的ケアを提供するプログラムと並行して、法的な課題を抱えている方々に対してもサポートを行っています。
私たちの目指すところは、依存症の人々が自分自身の問題を理解し、それに対処する力を身につけることです。
まとめ
ギャンブル依存症は、自分一人で解決するのは難しい問題です。
しかし、自分が依存症であることを認識し、専門の支援を受けることで、回復への道は開けます。私たちワンネス財団は、その一助となることを願っています。
どんな小さな悩みでも、お気軽にご相談ください。
第1回 ギャンブル依存の相談について(前半)
第2回 ギャンブル依存の相談について(後半)
出演者プロフィール
真篠剛(マシノ タケシ)
ワンネス財団・相談担当・奈良県在住。
自身の依存症脱却の経験を経て、現在は全国から寄せられる電話相談対応をメインに、家族会、セミナーなどの相談現場で「自身の経験」と「専門的知見」の両輪で解決の提案をしています。
ギャンブル、ゲーム、薬物、アルコール依存など、対応してきた相談案件は、のべ1万件以上。
・国際問題ギャンブルカウンセラー
・ICCEリカバリーコーチ
・IC&RC認定カウンセラー
相談についてのお問い合わせ
・依存症かもしれないとお困りの「ご本人」へ |ワンネス財団
・依存症でお困りのご家族の方へ |ワンネス財団
・仕事のなかで「依存症の問題を抱えている方」と関わられている皆さまへ |ワンネス財団