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アルコール行動変容ステージ:行動期

この動画の概要

依存脱却のプロセス アルコール編(全5回):4回目

■行動変容ステージモデル
どのステージにいるかによってご家族・ご本人それぞれの働きかけが必要です。
アルコールを辞めるにあたり、具体的な方法を取り始めてはいるのだが、まだ不安定な状態、もう一歩な状態を「行動期」といいます。

今回はその行動期について解説していきます。

0:30 行動期とは
1:40 具体的な行動を取り始めた段階
2:55 ご家族の方から寄せられる相談例
4:50 渋々でも自発的でも大差はない
6:00 ご家族が不安なのは仕方ないが…
6:35 本人にぶつけること(管理も)は避ける
8:18 お酒を飲むことで何を得ようとしていたのか
9:19 心のなかの変化・変容にアプローチが必要
10:00 コミュニケーションについて

行動変容ステージとは?

行動変容ステージとは、アルコール依存症における問題解決に向けた具体的な行動を始める段階のことを指します。
この段階では、自己認識と自己変革が重要となります。
依存症者は自分自身の問題を認識し、それを解決するための具体的な行動を始めます。

この行動は、断酒を始める、民間施設に入所して依存症克服のプログラムを受ける、医療機関や自助会を利用する、カウンセリングを受けるなど、様々な形を取ります。

行動変容ステージの特徴

行動変容ステージでは、依存症者が自分自身の問題に対して具体的な行動を始めることが特徴となります。

しかし、この段階はまだ始まったばかりで、依存症者自身も自分の行動に対する自信が十分に持てていない時期でもあります。

そのため、依存症者は自分自身の行動を肯定的に評価し、再発を防止または最小化するための学びや助けを必要とします。

家族の役割

依存症者が行動変容ステージに入ると、その行動を間近で見ることになる家族もまた重要な役割を担います。

家族は依存症者の行動を肯定的に評価し、支援することが求められます。
しかし、依存症者に対する過度な期待や管理は、依存症者の自己肯定感を損なう可能性があります。

そのため、家族は依存症者が自分自身のペースで問題を解決することを支援し、忍耐強く待つことが求められます。

依存症からの脱却に向けて

依存症からの脱却は、自分自身の問題に気づき、それを解決するための具体的な行動を始めることが必要です。

しかし、それだけでは十分ではありません。依存症者がストレスを抱えやすい状態や、自己評価が低い状態を改善するためには、自分自身の生き方を変えるための手段を学び、それを実践することが必要です。

ワンネス財団では、依存症者が自分自身の生き方を変え、自分自身の幸せを育てることを支援しています。

そのためには、依存症者が自分自身の問題に向き合い、それを解決するための具体的な行動を始めることが重要です。

依存症からの脱却は容易なことではありませんが、適切な支援と理解があれば、確実に前進することができます。
ワンネス財団では、依存症者自身、またその家族や支援者からの相談を受け付けています。
年間5000件以上の相談を承っており、抱えている悩みに合わせたスタッフが対応します。
電話相談のほか、メール相談やLINE相談も受け付けています。どんな小さなことでも構いません、お気軽にご相談ください。

第1回 行動変容ステージモデル:無関心期
第2回 行動変容ステージモデル:関心期
第3回 行動変容ステージモデル:準備期
第4回 行動変容ステージモデル:行動期
第5回 行動変容ステージモデル:維持期

※ 行動変容ステージモデル概要はこちら

出演者プロフィール

三宅隆之(みやけたかゆき)
ワンネス財団共同代表

1974年長野県生。自身がギャンブル・アルコール依存に苦しんだ経験から、依存など様々な生きづらさからの回復・成長支援に取り組んでいる。ギャンブル依存等の問題に対応するための国際カウンセリング資格(IGCCB)を日本国内へ導入。
市民向けや学校向けのセミナーを全国各地で開催。大阪府・市ギャンブル等依存症対策研究会専門委員。
自身の可能性を信じることができなかったかつての自分の姿から、「可能性を閉じ込めず、可能性を信じ、自由に発揮できる世の中」をつくるため活動している。

・精神保健福祉士/国際問題ギャンブルカウンセラー

相談についてのお問い合わせ

依存かもしれないとお困りの「ご本人」へ |ワンネス財団
依存でお困りのご家族の方へ |ワンネス財団
仕事のなかで「依存の問題を抱えている方」と関わられている皆さまへ |ワンネス財団

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