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セルフケアについて 1(後半)

この動画の概要

家族向け講座(全8回):2回目

今回は「感情」について掘り下げ自身のリストを作ってみる事で、前向きになれたり心に余裕が持つことができます。
その実践方法をと共に解説していきます。

・まずは自身からポジティブになる
・ラッセルの感情の円環モデルについて

動画チャプター
0:14 「続き ラッセルの感情の円環モデル」
0:51 「熱中リスト、リラックスリストを作成してみる」
3:20 「寝る前に良かった事を3つ考える」
6:14 「頼れる人の表をつくる」
8:34 「身の周りにいないか探してみよう」
9:03 「まとめ」

自分自身のためのセルフケア:3つのステップ

自分自身のために何ができるか、どのように心地よく過ごすことができるか、これらは私たちが日々直面する問いです。
日々の生活でのセルフケアについて3つのステップを紹介します。

1. リラックスと熱中のリストを作る

まず最初に、自分がリラックスするために何が必要なのか、また、何に熱中することができるのかをリスト化しましょう。
これは、自分自身の感情や状態を理解し、それに適した行動をとるための一助となります。

例えば、頭が忙しく働いている時にはリラックスすることが必要かもしれません。

一方、何かしなければならないと感じつつも手につかない時には、熱中したり没頭したりすることが有効です。
このように、自分がどのような状態にあるかによって、必要な行動は変わります。

例:リラックスするためのリスト

・ヨガや瞑想をする
・好きな音楽を聴く
・バスタイムを楽しむ
・好きな本を読む
・自然の中で散歩する

例:熱中するためのリスト

・趣味の時間を作る(絵を描く、楽器を弾くなど)
・新しいスキルを学ぶ(プログラミング、語学など)
・プロジェクトやタスクに取り組む
・スポーツやフィットネスに参加する
・ボランティア活動に参加する

2. 一日の終わりに良かったことを思い出す

次に、一日の終わりに、その日に起こった良かったことを3つ思い出すことを習慣にしましょう。
これはポジティブ心理学からのアドバイスで、良かったことを思い出すことで、ポジティブな状態で睡眠に入ることができます。

睡眠の質は、寝る前の状態に大きく影響されます。
ポジティブな状態で寝ることで、睡眠の質が向上し、翌日の朝の気分も良くなる可能性があります。
良かったことを思い出すことで、自分自身の感受性を高め、自分の行動が良い結果をもたらすことを実感することができます。

3. 頼れる人のリストを作る

最後に、頼れる人のリストを作ることをおすすめします。
これは、困った時に誰に頼れば良いのかを明確にするためのものです。

リストには、話をじっくりと聞いてくれる人、良いアドバイスをくれる人、一緒に何かをするのが好きな人、泣いた時にそばにいてくれる人など、様々な状況に対応できる人を記載します。

このリストを作ることで、困った時に誰に頼れば良いのかが明確になり、安心感を得ることができます。
また、リストを作る過程で、自分の周りにどのような人がいるのかを再認識することもできます。

これは、自分自身の社会的ネットワークを強化し、自分自身の支援システムを明確にするのに役立ちます。

これらのステップを実践することで、自分自身の感情や状態を理解し、それに適した行動をとることができるようになるでしょう。
自分自身のために何ができるか、どのように心地よく過ごすことができるか、これらは私たちが日々直面する問いです。

この記事が、その問いに対する一つの答えとなれば幸いです。

第1回 依存との関わり ~家族側の関わり方~(前半) | 依存との関わり ~家族側の関わり方~(後半)
第2回 セルフケアについて 1(前半) | セルフケアについて 1(後半)
第3回 セルフケアについて 2(前半) | セルフケアについて 2(後半)
第4回 家族を知る
第5回 依存との関わり「コミュニケーションのタイミングを知る」
第6回 最適なコミュニケーション
第7回 コミュニケーションガイドライン(前半) | コミュニケーションガイドライン(後半)
第8回 ルールを決める

 

出演者プロフィール

片桐 敦(かたぎり あつし)
一般財団法人ワンネスグループ 心理カウンセラー

学習塾での講師経験を経て、心理カウンセラーに。心理カウンセラー歴は18年。
クライアント向けのカウンセリング、心理学講座、また一般の方向けにアディクションカウンセラー講座などを担当。
心理療法(臨床心理)だけでなく、他の心理学の分野、脳科学など様々な方面から依存症回復支援のための具体的な方法論を初心者から、すでにプロで活躍している方にまで分かりやすく解説する指導が定評。

 

相談についてのお問い合わせ

依存かもしれないとお困りの「ご本人」へ |ワンネス財団
依存でお困りのご家族の方へ |ワンネス財団
仕事のなかで「依存の問題を抱えている方」と関わられている皆さまへ |ワンネス財団

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