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セルフケアについて 2(後半)

この動画の概要

家族向け講座(全8回):3回目

ネガティブな感情をどう処理していくか、そしてその状態を認めて適切に処置する事が必要です。
今回はその対応を行っていくにはどうしたら良いかを学んでいきます。

・ネガティブな感情が定着するしくみ
・出た感情に対する処理の具体例(怒り 悲しみ 恐怖 不安)

 動画チャプター
0:08 「悲しみへの対処法」
3:59 「恐怖への対処法」
6:03 「安全な環境で慣れる」
8:24 「リラックスや楽しい状態で乗り越える」
9:01 「怒りの感情を利用して恐怖を乗り越える」
9:40 「不安への対処法」
12:01 「不安の中身を調べてみる」
12:31 「家族での取り組む姿勢として」
14:09 「家族自身からケアをすることが大事」

1. 悲しみの対処法

感情を理解し、上手に処理する方法

悲しみは、自分の思いを向けたものや人が失われた時に感じる長期的な感情です。

これは比較的長期的な感情であり、適切に処理しないと健康を害する可能性があります。
例えば、ある人が亡くなったとき、その人との思い出話を共有することで、悲しみは次第に癒されていきます。

また、その人と一緒に過ごした楽しい時期や、その人に対して怒りを感じた時期など、全体的なエピソードを思い出し、人と共有することで、悲しみは癒されていきます。

悲しみを感じるときは、その感情を認め、それに対して適切に対処することが重要です。

2. 恐怖の対処法

恐怖は、具体的な対象に対する感情であり、その対象に慣れることで恐怖感は薄れていきます。
恐怖体験をした後、なるべく早く安全な環境で再びその対象に触れることで、恐怖感は定着せずに薄れていきます。

例えば、高いところから落ちた後、再び高いところに行くことで、高いところが恐怖であるという感情が定着せず、高いところでも何かをやることができるようになります。

恐怖を感じるときは、その対象に慣れることを試み、必要であれば専門家の助けを借りることも重要です。

3. 不安の対処法

不安は、対象が明確でない時に感じる感情であり、その対象を明確にすることで不安感は薄れます。

例えば、将来に対する不安を感じている場合、具体的に何に不安を感じているのか、どんな可能性が考えられるのかを明確にすることで、不安感は薄れていきます。

不安を感じるときは、その対象を明確にし、可能性を広げて考えることが重要です。

4. まとめ セルフケアの重要性

依存症の家族が自身の心のケアをすることは非常に重要です。

家族の関わり方やコミュニケーションスキルなど、具体的な対処法を学ぶ前に、まずは自分自身の心のケアを最優先にすることが大切です。

ネガティブな感情を抑圧せず、それを認め、適切に対処すること。
そして、ポジティブな気持ちを自分の中で沸き起こすことが大事です。
これらのセルフケアの方法を実践することで、家族は依存症と向き合い、より健康的な関わり方をすることができます。

 

第1回 依存との関わり ~家族側の関わり方~(前半) | 依存との関わり ~家族側の関わり方~(後半)
第2回 セルフケアについて 1(前半) | セルフケアについて 1(後半)
第3回 セルフケアについて 2(前半) | セルフケアについて 2(後半)
第4回 家族を知る
第5回 依存との関わり「コミュニケーションのタイミングを知る」
第6回 最適なコミュニケーション
第7回 コミュニケーションガイドライン(前半) | コミュニケーションガイドライン(後半)
第8回 ルールを決める

 

出演者プロフィール

片桐 敦(かたぎり あつし)
一般財団法人ワンネスグループ 心理カウンセラー

学習塾での講師経験を経て、心理カウンセラーに。心理カウンセラー歴は18年。
クライアント向けのカウンセリング、心理学講座、また一般の方向けにアディクションカウンセラー講座などを担当。
心理療法(臨床心理)だけでなく、他の心理学の分野、脳科学など様々な方面から依存症回復支援のための具体的な方法論を初心者から、すでにプロで活躍している方にまで分かりやすく解説する指導が定評。

 

相談についてのお問い合わせ

依存かもしれないとお困りの「ご本人」へ |ワンネス財団
依存でお困りのご家族の方へ |ワンネス財団
仕事のなかで「依存の問題を抱えている方」と関わられている皆さまへ |ワンネス財団

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