アルコール依存症からの脱却 体験談 前半
この動画の概要
アルコール依存症からの脱却 体験談 前半
この記事では、アルコール依存症との戦いと回復の過程について、私の体験をお話しします。
私がどうしてアルコールに手を出したのか、その依存がどれほど深刻なものになったのか、そして最終的にはどうやって克服できたのかを具体的にお伝えします。
【動画チャプター】
0:18 アルコールとの出会い
2:30 アルコールへ依存の始まり
5:02 深刻化
7:48 闘い
7:48 自己認識と変化の必要性
7:48 助けを求める
1. アルコールとの出会い
私がアルコールと関わり始めたのは、15歳の時でした。
ある先輩から、恋人と別れた時に聴くべき歌を教えてもらったんです。
その歌詞には、
「忘れてしまいたい事や
どうしようもない 寂しさに
包まれた時に男は
酒を飲むのでしょう」
という言葉がありました。
その歌詞に感銘を受け、私は「大人の世界は辛いことがあれば酒に頼るものだ」と思い込みました。
これが、私のアルコール依存症への入り口でした。
2. アルコールへの依存の始まり
「感情的な苦しみや辛さをどうにかして消し去りたい」という気持ちから、自分で酒の量を増やしていくようになりました。
最初はお酒の味は気にならず、ただ酔うことだけを目的に飲んでいました。
でも、だんだんと「お酒」が日常の一部になっていきました。
この頃、まだ自分がアルコールに依存しているということに気づいていなかったのです。
3. アルコール依存症の深刻化
私は20代になると、アルコールに依存するようになりました。
飲みすぎて何が起きたか覚えていないこともありました。
ブラックアウトという状態です。
手元にあるお金は全部お酒に使ってしまいました。
この時期から、私の生活は完全にアルコールに支配され、自分自身を見失い始めました。
4. アルコール依存症との闘い
私は30代になってから、アルコールにどんどん依存していきました。
一度飲み始めると、どうしても止められないのです。
仕事も安定せず、将来への不安が日に日に大きくなっていきました。
アルコール依存症の治療のために精神病院に入院したこともありましたが、体調が回復すると「もう大丈夫だ」と思い込んで、勝手に退院してしまいました。
その後も飲み続けることをやめられず、同じ失敗を何度も繰り返しました。
この頃になって、私は自分の問題に真剣に向き合わなければならないと気づき始めました。
5. 自己認識と変化の必要性
私は自分がお酒をやめられないことに対して、自分を責めて自信を失っていました。
私はもともと、自分の苦しい気持ちを忘れるためにお酒に頼っていました。
お酒をやめるということは、自分の嫌な感情に直面することになる、それが不安で恐しかったのです。
でも、お酒を飲むことで、ますます考え方が歪んでいきました。
お酒がなくなった時に思い浮かぶのは、「死にたい」ということでした。
そんな時、私は自分が深刻な問題を抱えていることをはっきりと認めるようになり、何かを変えなければならないと強く感じるようになりました。
後半に続きます。
出演者プロフィール
吉田 純(ヨシダ ジュン)
ワンネス財団 スタッフ
18歳からアルコールを飲み始め だんだんとお酒の問題が始まる。
その後依存行為を繰り返し会社を退職するが、ワンネス財団入所施設で自分の生き方と向き合う。
現在は主にスタッフとして業務をこなしながら入所者の支援を行っている。
・リカバリーダイナミクスプログラム認定プロバイダー
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