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もし誰かが「死にたい」と発言したら 周囲はどう対応するべき? 後編/ロールプレイ

この動画の概要

大切な人の命を守るために、私たちができること。

もしも大切な人に「死にたい」と打ち明けられたら、周りはどのように対応するべきなのでしょうか。
自殺対策基本法では、毎年9月10日から16日までを「自殺予防週間」としています。

大切な人の命を守るために、私たちができること。

ぜひ今回の新着動画を通して、身近な人に死にたいと打ち明けられた際の対応について考えてみましょう。

今回の動画は、前半で学んだ内容をもとにロールプレイ形式でお届けします。
前半をまだご覧になっていない場合は、こちらの動画からご覧ください。https://izon.jp/video/2284/

【目次】
0:08 前回のおさらい
0:54 実際にロールプレイをしてみましょう
1:06 動画視聴にあたり 気をつけたいこと
1:34 安易に自分の経験を押し付けない
2:27 希望観測的な 無責任なアドバイスはしない
3:07 ①「死にたい」と伝えられた時の対応について
8:27 ②「死にたい」と伝えられた時の対応について(若年層)
12:12 ③「死にたい」と伝えられた時の対応について(お酒)
15:16 まとめ

対応をロールプレイ形式で考えてみる。

誰かが「死にたい」と発言したとき、その言葉にどう対応すれば良いのでしょうか。
この問題は、私たちが日常生活で直面する可能性がある重要な問題です。

自分自身が直接そのような発言をされた場合、または身近な人からそのような相談を受けた場合、どのように対応すればよいのか、具体的なロールプレイを通じて考えてみましょう。
この記事では、具体的なシナリオを通じて、適切な対応方法を学びます。

ロールプレイ1: 借金と家族問題に悩む男性

まず最初のシナリオでは、ギャンブルで借金を作り、家族に見放された男性が登場します。
彼は「もう生きてる価値なんてない」と打ち明けます。
このような状況に遭遇したとき、まずは相手が勇気を出して話してくれたことに感謝を伝えましょう。

そして、一緒に問題解決の道筋を考える意志を示すことが重要です。しかし、彼は「どうせ無理だ」と反発します。
そこで、相手の視点を変えるように誘導します。
どんな条件が整ったら、今の状況が良くなるか?」と問いかけることで、彼自身が問題解決の糸口を見つける手助けをします。

ロールプレイ2: ゲームを制限された少年

次のシナリオでは、ゲームを制限された少年が「もうゲームさせてくれないんだったら死んでやる」と発言します。
このような場合、まずは彼の感情を認め、その背後にある感情(怒りや悲しみなど)を探ることが重要です。

そして、彼がどのような気持ちであるのかを共有し、一緒に解決策を考える意志を示します。
しかし、彼は「どうせ無理だ」と反発します。そこで、彼の視点を変えるように誘導します。
どんな条件が整ったら、今の状況が良くなるか?」と問いかけることで、彼自身が問題解決の糸口を見つける手助けをします。

 

ロールプレイ3: アルコール依存症の男性

最後のシナリオでは、ストレスからアルコール依存症になり、家族から見放された男性が登場します。
彼は「早く酒を買ってきてくれよ。もうストレスで毎日辛いし、このままじゃもう鬱になって俺死んじゃうよ」と言って来ました。

このような状況に遭遇したとき、まずは彼の苦しみを認め、自分たち家族にとって彼が大切な存在であることを伝えます。

そして、彼の問題行動、つまりアルコールを買い続けることを応援することはできません。その代わり、彼がアルコールを手放し、健康になるための支援は惜しまない事を伝えます。
お酒を買ってあげたり助長するようなことはせず、はっきりと伝えることが、彼にとっての回復の道となり支えとなります。
最終的に問題解決への道筋を示すことができるのです。

 

まとめ

「死にたい」という言葉に対する適切な対応は、相手の感情を認め、一緒に問題解決の道筋を探すことです。

また、自分自身の感情や考えも伝え、相手が大切な存在であることを示すことも重要です。
そして、問題行動を応援するのではなく、健康や幸せに向かうための支援を惜しまないという姿勢を持つことが大切です。
このような対応が、相手が自分自身の問題を見つめ直し、解決策を見つける一助となるでしょう。

この記事を通じて、あなた自身が「死にたい」という言葉に適切に対応できるようになることを願っています。

 

出演者プロフィール

真篠剛(マシノ タケシ)
ワンネス財団・相談担当・奈良県在住。

自身の依存脱却の経験を経て、現在は全国から寄せられる電話相談対応をメインに、家族会、セミナーなどの相談現場で「自身の経験」と「専門的知見」の両輪で解決の提案をしています。
ギャンブル、ゲーム、薬物、アルコール依存など、対応してきた相談案件は、のべ1万件以上。

・国際問題ギャンブルカウンセラー
・ICCEリカバリーコーチ
・IC&RC認定カウンセラー

 

相談についてのお問い合わせ

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