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イネーブリング(尻ぬぐい)とは?依存症 当事者との関わり方【Q&A 2】

この動画の概要

尻ぬぐいとは

本シリーズでは、依存症に関する問題でよく寄せられるご相談にんにお答えしていきます。
今回のテーマは「当事者との関わり方 イネーブリング(尻ぬぐい)」についてお話しします。

尻拭い(イネーブリング)とは、依存状態にある人に対して、世話を焼き過ぎてしまうことです。

当事者に対して「尻拭い」をしているとどのような影響があるのか。3つの要素からお話しします。
1つ目:当事者が引き起こす問題を周囲の人が代わりに解決してしまうこと
2つ目:尻拭いによって当事者が現状を自覚できなくなってしまう理由
3つ目:愛情を持って突き放すことの大切さとポイント

アルコールや薬物、ギャンブルなどが代表的な依存対象ですが、依存症はそれらだけに限定されません。
依存症の当事者との適切な関わり方を理解することは、当事者自身だけでなく、その家族や友人、さらには社会全体にとっても重要です。

0:24  イネーブリングとは
1:01  イネーブリングの3つの要素
1:46  当事者の問題を周囲の人が解決する
2:33  当事者が現状に自覚を持てなくなること
3:49  愛情を持って突き放す
4:48  まとめ

イネーブリングとは?

イネーブリングとは、依存症にある人に対して過度に世話を焼くことを指します。

これは、当事者が自身の問題を自覚し、それに対処する機会を奪ってしまう可能性があります。
依存症の当事者とどのように関わるべきかについての相談が多く寄せられますが、その中で、相談者がイネーブリング、つまり、過度に世話を焼いているケースが多いことに気づきました。

このような状況を改善するためには、イネーブリングの具体的な要素を理解し、それに対する対策を考えることが必要です。

1. 依存症にある人が引き起こした問題を、周囲の人が解決している

依存症の当事者が引き起こした問題を、家族や友人が代わりに解決してしまうことは一般的な例です。
例えば、ギャンブル依存症の人が借金を作ってしまい、その借金を家族が返済してしまうケースがあります。

また、依存症により仕事ができなくなった当事者に対して、住居や食事の提供、さらには生活費を提供してしまうケースもあります。
しかし、これらの行為は当事者が自身の問題に向き合う機会を奪い、依存症の解決を遠ざける可能性があります。

2. 当事者が自身の現状を自覚できなくなっている

問題を代わりに解決することにより、当事者は自身が引き起こした問題に対する自覚が薄れ、問題解決の意識も持てなくなります。
これは、依存症の治療にとって大きな障害となります。

治療に向かうためには、当事者が自身の置かれている現状や問題を自覚し、それらを解決・改善していく意識が必要です。
しかし、問題を代わりに解決してしまうと、その自覚や意識が妨げられてしまい、イネーブリングによる依存症の悪化を招く一因となります。

3. 愛情を持って当事者を突き放す

では、問題を代わりに解決しない場合、どのように当事者と関わるべきでしょうか。
その答えは、「愛情を持って当事者を突き放す」です。

これは、当事者が自身の問題に向き合い、自己責任を持つことを促す行為です。
依存症に陥った人が問題を引き起こすと、その原因は当事者だけでなく、周囲の家族や友人の関わり方にもあることを理解することが重要です。

愛情を持って当事者を突き放すことで、当事者自身が問題を解決し、依存症からの回復に向かうことが可能となります。

まとめ

依存症の当事者との関わり方、特にイネーブリングについて理解することは重要です。イネーブリングの3つの要素は以下の通りです:

・依存症にある人が引き起こした問題を、周囲の人が解決していること
・当事者が自身の現状を自覚できなくなっていること
・愛情を持って当事者を突き放すこと

 

依存症の当事者との適切な関わり方を理解し、適切な支援を提供することで、当事者自身が問題を解決し、依存症からの回復に向かうことが可能となります。

依存症に関する悩みを一人で抱え込まないでください。
ワンネス財団の相談ダイヤルは、依存症の専門スタッフに直接相談できる無料電話窓口です。
ご家族やご本人、支援者の方からのご相談を承っています。また、メールやLINEでの相談も受け付けています。
お気軽にご相談ください。

【Q&Aシリーズ】

【1】どのように関わったらよいか
【2】当事者との関わり方ネーブリング(尻ぬぐい)
【3】共依存の仕組み
【4】家族間で足並みが揃っていないケース
【5】仕事を辞めずに治療に取り組む
【6】「まずは自分のケア」をお勧めする理由
【7】依存行為を辞めさせたい
【8】借金問題について
【9】暴言・暴力にどう対応していくか
【10】当事者の生きづらさを知る

出演者プロフィール

川端 理之(カワバタ マサユキ)
ワンネス財団 一般社団法人GARDEN奈良 ディレクター

18歳から薬物の乱用が始まる。
大学卒業後には東証一部上場大手企業に就職。一度は薬物を断つが27歳の時に再発。
その後、依存行為を繰り返し会社を退職するが、ワンネス財団入所施設で自分の生き方と向き合う。
現在は主に一般社団法人GARDENで入所者の支援、その他にも薬物乱用防止の講演会、メディアからの取材等の活動を行っている。

・リカバリーダイナミクスプログラム認定プロバイダー

 

相談についてのお問い合わせ

依存症かもしれないとお困りの「ご本人」へ |ワンネス財団
依存症でお困りのご家族の方へ |ワンネス財団
仕事のなかで「依存症の問題を抱えている方」と関わられている皆さまへ |ワンネス財団v

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