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ゲーム依存症・ネット依存 小学生との関わり方【保護者向け】

この動画の概要

インターネット・ゲーム依存について 小学生保護者向け

今回は、ゲーム・インターネット依存について主に小学生の保護者の方へ向けての動画です。

親としてゲームやインターネットで問題を抱えたお子さんとどのように向き合い、関わっていくのか、
そして大事なことは「自律」を妨げない関わりをするためにどう対処してくのかを考えていきます。

主なポイント
・自立を妨げない関わり方
・退屈感を感じたりすることでゲームに没頭しているのか見極めていくこと
・ご自身から「ポジティブ」になること

はじめに

ゲーム依存症は、現代社会で増え続ける問題の一つであり、特に子供たちの間でその影響は増大しています。

ゲームはエンターテイメントの一部であり、適度に楽しむことは問題ありません。
しかし、ゲームに過度に没頭し、日常生活や学業、社会生活に支障をきたす状態になると、それは依存症と呼ばれます。

親や保護者として、この問題に対処するためには、適切な知識と理解、そして具体的な行動が求められます。

この記事では、ゲーム依存症についての基本的な知識と、親や保護者が子供とどのように関わるべきかについて詳しく説明します。

ゲーム依存症とは?

ゲーム依存症とは、ゲームに過度に依存し、日常生活や社会生活に支障をきたす状態を指します。

ゲームをやめることができず、ゲームをするために学校や仕事を欠席したり、家族や友人との関係が悪化したりすることがあります。

また、ゲームをすることでしか満足感や達成感を得られない、ゲームをしないとイライラや不安を感じるなどの症状も見られます。
これらの症状は、ゲーム依存症がただの趣味以上の深刻な問題であることを示しています。

1. 子供の興味を理解する

子供がゲームに依存してしまう一因は、ゲームが子供の興味や関心を引きつけるからです。

そのため、親としては、子供がゲーム以外にも興味を持つことができるように、さまざまな話題を提供することが重要です。
例えば、子供の強みを引き出すためにどんな活動が良いか、一緒に考えてみるのも一つの方法です。
また、子供が興味を持つ可能性のある新しい趣味や活動を提案し、一緒に体験することも有効です。

2. 自己解決の能力を育てる

親が全てを解決してしまうのではなく、子供自身に考えさせ、自分で問題を解決する能力を育てることが重要です。

子供が自分の感情を理解し、それをどのように処理するかを自分で考え、行動に移すことができるようになると、ゲームだけに依存することなく、他の方法でストレスを発散する選択肢が増えます。

これは、自己制御力や問題解決能力を育てることにもつながります。

3. ルール作り

ゲームの問題が深刻な場合、ルールを作ることも一つの方法です。
しかし、ルールを作る際には、ネガティブな感情でルールを縛るのではなく、ポジティブな方法でルールを守ることを奨励することが重要です。

例えば、ルールを守った場合には褒美を与えるなどの方法があります。
これにより、子供はルールを守ることがポジティブな結果をもたらすと理解し、自発的にルールを守るようになります。

4. ポジティブな人間関係を築く

親としては、子供との間にポジティブな人間関係を築くことが重要です。

子供が自分自身を受け入れてもらえる環境を作ることで、子供は自分自身を肯定することができ、自己肯定感が高まります。

これは、ゲーム依存症を予防する上で非常に重要な要素です。
親が子供を無条件に愛し、子供の存在自体を尊重することで、子供は自分が大切な存在であると感じ、自己肯定感を育てることができます。

 

出演者プロフィール

片桐 敦(かたぎり あつし)
一般財団法人ワンネスグループ 心理カウンセラー

学習塾での講師経験を経て、心理カウンセラーに。心理カウンセラー歴は18年。
クライアント向けのカウンセリング、心理学講座、また一般の方向けにアディクションカウンセラー講座などを担当。
心理療法(臨床心理)だけでなく、他の心理学の分野、脳科学など様々な方面から依存症回復支援のための具体的な方法論を初心者から、すでにプロで活躍している方にまで分かりやすく解説する指導が定評。

 

相談についてのお問い合わせ

依存かもしれないとお困りの「ご本人」へ |ワンネス財団
依存でお困りのご家族の方へ |ワンネス財団
仕事のなかで「依存の問題を抱えている方」と関わられている皆さまへ |ワンネス財団

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