ポジティブ心理学とパーマ(PERMA)理論:幸せを引き寄せる5つの要素
この動画の概要
幸せとウェルビーイングの関係
近年ビジネス・働き方の改革で注目されている「ウェルビーイング」という言葉ですが、本来は社会福祉の分野で利用される専門用語です。
海外の依存症施設でも注目しているポジティブ心理学ですが、今回はウェルビーイングを構成する要素、パーマ(PERMA)理論について説明を行っていきます。
ポイント
・ポジティブ心理学とは、心理学者マーティン・セリグマンが提唱した理論
・ポジティブシンキングは出来事に対し何事も前向きな考えをしていく
・ポジティブ心理学はポジティブ、ネガティブ両方ある中で自分のニーズを満たして行く
【目次】
0:20 ポジティブ心理学とは
1:38 ウェルビーイング概念
2:20 PERMAの5つの要素について
6:40 どこから取り組んでいけば良いのか?
ポジティブ心理学とパーマ理論:幸せを引き寄せる5つの要素
今回は私たちの心の健康と幸せに大きく寄与するとされる「ポジティブ心理学」について深く掘り下げていきます。
特に、その中でも「パーマ理論」に焦点を当ててみましょう。
この理論は、自分自身の幸せやウェルビーイング(精神的、身体的、社会的に良好な状態)を向上させるための手法として提唱されています。
ポジティブ心理学とは?
ポジティブ心理学とは、人間の心の健康と幸せを追求する学問です。
この学問は、1998年にアメリカ心理学会の会長に就任されたマーティン・セリグマン博士によって提唱されました。
セリグマン博士は元々、人間の機能不全や不幸な状態から正常な状態へ戻す心理学の研究を行っていました。
しかし、彼は「通常の状態からより良い状態へ進化するための心理学」が必要だと考え、ポジティブ心理学を生み出しました。
パーマ理論とは?
ポジティブ心理学の中でも特に注目されているのが「パーマ(PERMA)理論」です。
パーマは5つの要素の頭文字を取ったもので、それぞれが幸せやウェルビーイングに寄与するとされています。
P(Positive Emotion):ポジティブエモーション – 喜びや嬉しさなどのポジティブな感情を感じることが重要です。
E(Engagement):エンゲージメント – 没頭すること、何かに夢中になることが大切です。
R(Relationship):リレーションシップ – 良質な人間関係を築くことが重要です。
M(Meaning):意義
自分がこの世に生まれ、人生を歩んでいく中で、どんな意義を持ってどんなことを成し遂げて生きていきたいのかを考えることが大切です。
A(Accomplishment):達成感
自分の成長を感じられること、昨日できなかったことが今日できるようになることなど、達成感を感じられることが重要です。
まとめ
ポジティブ心理学とパーマ(PERMA)理論は、自分自身の幸せやウェルビーイングを向上させるための有効な手段とされています。
自分がどの要素から始めるべきかは、自分自身の感じ方や考え方によるところが大きいでしょう。
しかし、どの要素から始めても、他の要素が自然と高まっていくことでしょう。
この理論があることを理解し、日々の生活に取り入れることで、私たち一人一人がより幸せで充実した人生を送ることをお願っています。
出演者プロフィール
川端 理之(カワバタ マサユキ)
ワンネス財団 一般社団法人GARDEN奈良 ディレクター
18歳から薬物の乱用が始まり、大学卒業後には東証一部上場大手企業に就職。一度は薬物を断つが27歳の時に再発。
その後依存行為を繰り返し会社を退職するが、ワンネス財団入所施設で自分の生き方と向き合う。
現在は主に一般社団法人GARDENで入所者の支援、その他にも薬物乱用防止の講演会、メディアからの取材等の活動を行っている。
・リカバリーダイナミクスプログラム認定プロバイダー
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